先日の戦いが終わってから、風栗とマンクスは少し打ち解けたのか
          学校が終わると一緒に帰るようになりました。
          最初は風栗が誘っていたのですが、最近は風栗が当番で帰りが少し遅くなるときでも
          マンクスは教室で風栗を待つようになりました。
          秋も深まってきたある日、二人はいつものように駅のホームで電車を待っていました。
          「ねぇ、マンクス。何か面白いゲームない?」
          「オレはゲームには興味ない」
          「そうかなぁ? ウチに面白いゲームがあるから今度遊びに来ない? 対戦物で絶対はまると思うよ」
          「わかったよ…」
          そうやって話しているうちに電車がホームへ滑り込んできました。